沖縄を知る

#038 離島から離島へフィッシングクルーズ

沖縄県の広い海には、160の島々が点在しています。そのうち人が住んでいる島が49、無人島が111。飛行機や定期船で訪れることができる島はひと握り。 この海にはまだ見ぬ美しい島が浮かんでいるのだなあ、と思うとなんだかドキドキしてきませんか?

石垣島から定期船で25分ほどの小浜島も八重山の離島の1つですが、そのまわりにはツアーやチャーター船でしかたどり着けない、いくつもの「離島の離島」があるのです。

たとえば、北東にある浜島は、潮の干満によって現れる島です。青く透明な海に浮かび上がる真っ白なビーチ、それはまさに幻のような風景。大潮のときには島はキレイな三日月形に。潮の引きが小さなときは、その分、遠浅の海のエメラルドグリーンに魅了されます。幻の島に船で訪れた人々は、周囲の海でのシュノーケリングを楽しんだり、上陸して幻の島で過ごしたり、好きなように幻の島を味わうのです。

離島をつなぐ海はその美しさだけでなく、豊かな幸も魅力です。「初心者でもボウズ(釣果なし)では帰らせませんよ」と頼もしい船長が、ポイントまで船を走らせます。もちろん大漁に越したことはないのですが、見渡す限りのブルーに包まれて、ゆらり船の上から釣り糸を垂らしているのは、ただそれだけで心地よい贅沢な時間なのです。

鮮やかな海の色が次第に深く濃くなり、陽の光が橙色に変わってきました。釣り竿をしまって、海の上で過ごす一日をしめるのは船上BBQ!沖縄を代表する美味なる魚タマン(はまふえふき)はお刺身に、ミーバイ(はた)はマース煮(塩煮)にしたり、バターを落としてホイル焼きにしたら、オリオンビールで乾杯です。

一日の最後の太陽の光を反射して金属みたいに海がギラリと輝きはじめました。八重山の島々に夜が訪れます。港に向かう船から八重山の海に浮かぶシルエットの島を眺めていると次はどの離島の離島を目指そうかと思うのです。

取材協力

小浜島総合案内所
Marine Service
竹富町小浜3400-38
http://www.kohamajima-marine.com/

ANA