津嘉山荘の料理名人、千代ちゃんのこと
「やっぱりね、お客さんとのおしゃべりが一番の元気の素。『おいしかったよー』って言われると、明日もがんばろう!って思うの。それにね、お客さんからも私が姿見せないと『いなくてさみしい』って言われるから、必ず食堂におしゃべりしに行くようにしています。料理は習ったわけじゃないけど、あるものをおいしくいただくのが得意だから、野菜はうちの畑でとれたものとか、魚はうちのお父さんが海でとってきたものをおいしく食べてほしいなと思ってやっているわけ。それに、島の昔ながらの食べ方をもとにいろいろ工夫してみたり。宿だけじゃなくて、もっといろんな人と一緒に作りながら沖縄の家庭料理や食の大切さを知ってもらいたいと思って料理教室も始めて、もう7年かな。良い食は良い友を呼ぶのよ」(宮古島、津嘉山千代さん)